きずなへ
ベトナムのホーチミン市の障害児教育 西田清
２月に｢自閉性障害児者の発達と教育｣をかもがわ出版から一緒に本を出した関係から、
藤本先生に｢退職したようなので５月にベトナムに行って、ホーチミン市の昨年出来た障
害児教育師範大学で、２週間講義をしてほしい｣という依頼で、５月１４日から２９日の
２週間行って来ました。授業時間の関係で、５単位やるのには時間が不足との事なので、
１１月に２度目のベトナムでの授業をしてきました。２度目のベトナムでは、ちょうどア
メリカのクリントン大統領のベトナム訪問と重なりました。ベトナムの人も、たぶんアメ
リカは侵略戦争を謝らないだろうと予想していましたが、予想に違わず謝罪の言葉もなく
帰って行きました。ベトナムの人的被害だけでも３００万人もの死者や国土の破壊と枯葉
剤（ダイオキシン）で汚染され、今もその戦争の後遺症や、枯葉剤の影響は二世三世の世
代になっても続いています。アメリカ軍の大規模な基地のあったダーナンでは、基地から
大量の枯葉剤が川に流れ出し、川底に積もり魚を汚染し、その魚を食べている住民が２０
００年の現在も、新たなダイオキシン汚染が広がっている事実をアメリカの良心的な学者
が発表しています。ツーズー病院（産婦人科）では、ダイオキシン汚染の影響と考えられ
る四肢欠損、脳性麻痺、口蓋裂、水頭症などの子どもが見られました。
学生は、現職の教師が大部分で、幼、小、中、高校の先生、養護学校の先生や校長先生、
市の障害児教育関係の指導者などが主で、４０名でした。ベトナムでは、暑いのと教室の
関係もあり、朝早くから午前１２時で授業が終わります。午後からは、また別の組が授業
と二部授業が行われているところが多かったです。ですから、学生である先生方は、午前
中に子どもたちを教え、午後からは障害児教育師範大学で学ぶという形態でした。今まで
ホーチミン市には、障害児の教師を養成する専門の師範大学がなかったのです。ですから、
フランスやロシアに留学した経験のある人でも、障害児教育の専門教育を受けるのは初め
てなのです。それだけに、授業を受ける態度はとても熱心で、通訳されたことは一言も聞
きき逃さないで、きちんとノートを取っていました。疑問があれば、質問もしてきました
し、後で残って聞いてくる人も居ました。１１月の時点では、専門コースに分かれたので、
私が担当の知的障害のコースは、１４人でした。
ホーチミン市では、無料の義務教育は５年生までです。しかも、進級試験があり、その
試験に合格しないと落第で進級できません。ですから、障害のある子は何回も落第を繰り
返して終いには、学校に来なくなってしまう子が多いそうです。これについては、義務教
育という観点から見ると不適切です。「全ての子ども達が、５年間の義務教育が受けられ
るように改善すべきである」と言って来ましたが、財政的なこともありなかなか難しいよ
うです。知的障害が軽度や中度の子は、公立の養護学校や私立の養護学校に通っている子
もいますが、重い障害の子はなかなか教育を受ける機会がまだ少ないようです。肢体障害
や聴覚障害や視覚障害についての教育は、知的障害の教育よりも歴史が古く、また戦争の
被害のこともあり肢体障害については、保障もある程度されているようでした。
公立と私立の養護学校を見学しましたが、軽度、中度の知的障害児とダウン症の子が多
く、自閉性障害の子は３人ほど見ただけでした。まだ自閉性障害の概念が殆ど紹介されて
いなくて、自閉性障害の言葉と実態を４０名の学生の中で知っていたのは、海外に留学し
た経験のある２名だけでした。昨年に、障害児教育師範大学ができるまでは、自閉と言う
言葉自体がベトナム語にはありませんでした。ですから、障害関係の専門用語もベトナム
語にはない言葉が多く、通訳は大変です。もっか障害児教育師範大学にいるスタッフを中
心に、英語、日本語、ベトナム語との専門語の関係を調べ、一番相応しい言葉をさがした
り作ったりしている最中です。ですから、こちらの思いが十分に伝わらないことも時には
ありました。１日の授業は４時間で、１０日間で４０時間の講義です。自閉性障害児につ
いて出会った事がなく、全く知識のない人が大部分でしたので、自閉性障害についての理
論と実践と教材を使って３日講義をしました。私がベトナムへ行った目的は、日本で過去
に言われた｢親の子育ての失敗で自閉性障害になった。｣という間違った説で、両親が大変
に苦しんだことを二度とベトナムでは繰り返させたくないと思ったからです。ですから、
初めから正しい知識をきちんと学んで教育をしてほしい、親を力付けて協力して療育して
欲しいという願いを込めて、解説と教材などを使って１２時間講義をしてきました。
１１月に再訪した時に、５月に撮った写真の中から自閉性障害の子を見つけてもらいまし
たが、きちんと見つける事が出来たので、かなり自閉性障害の概念が理解してもらえたと
言う事が分かり、安心をしました。２回目の１１月の講義の中心は、今日本でも注目され
ているADHD（注意欠陥多動性障害）とアスペルガ―症候群（高機能自閉を含む）とダウ
ン症を中心にしてきました。ADHD とアスペルガ―はまったく新しい概念だったので、
どれだけ理解してもらえたか、再度の訪問で確かめる必要があります。
そして、私が現地の養護学校で１０名の子どもの学級を使わせてもらって、実際に１時
間の授業を公開しました。ベトナムでは、まだ教師が子どもを教え込むという教育方法が
主力です。私は、子どもの持つ力と意欲をどのように引き出して、それを教師がどのよう
に伸ばしてやるのかを授業で一番大切にしてきました。学校における授業とは、子どもと
教師がお互いに協力して作っていくものだと思います。
１０名の子どもは、男子６名と女子４名で年齢は７才から１２才まででした。発達年齢
は３才から４才で、ダウン症児が５名、自閉性障害児が１名、知的障害児が４名でした。
授業は最初に、ベトナムでも大人気のドラえもんの歌を一緒に歌うことから始めました。
続いて動作を入れた遊びを、次に絵本の「さつまのおいも」中川博隆文、邑上康成絵、童
心社 の読み聞かせ、そして色を抜いた絵本の表紙に色塗りをしました。絵の発達の様子
は、日本の子どもたちと同じでした。その後には、「大きなおいも」(大きなカブの話を
サツマイモに置き換えた話です)の簡単な動作化をして楽しみました。初めて見る外国の
先生、しかも言葉は分らないし通訳を介してなので、子どもたちも最初は戸惑っていまし
た。でも、少し経つと言葉の壁も乗り越えて授業に乗って来ました。言葉の少ない子ども
たちにとっては、言葉の違いはそれほど障害にはならなかったようです。最後には、恥ず
かしがって出てこなかったダウン症の女の子以外の子どもたちは、全員が私と一緒にサツ
マイモを引き抜く動作に参加しました。それまでずっと座っていた自閉の女の子も、私が
手を差し出すと嬉しそうに引っ張る動作に参加してくれました。みんなが楽しそうにして
いるので、その雰囲気に乗せられて参加してくれたのです。無理に参加を促すのではなく、
参加したくなる状態を作り出す事が大切なのです。見学してくださった学生(先生)も、後
で授業のビデオを見ますと、楽しそうに授業参観をして下さっていたので、私の思いが伝
わったように思いました。午後からは、公開授業についての狙いや、子どもたちが塗って
くれた絵本の表紙を見ながら、より具体的に発達についての話をしました。次の日から、
学生さんが私に対して笑顔で接してくれる人が増えました。
日本からベトナムの大学へ留学している滋賀大学の服部さんが、ベトとドクの居るツー
ズー病院に日本語を教えに行くと言うので一緒に行きました。物凄いバイク(殆どがホン
ダ製です)の洪水の中を、タクシーの中で怖い怖いを連発しながら行きました。ツーズー
病院につくと、ドク君はコンピューター専門学校の友達とサッカーの練習をしていました。
片足ですが、まつば杖を上手に使ってボールを蹴っていました。彼の居る部屋に行くと、
ベットには意識の殆ど無いないベト君が寝ていました。
ドク君は、現在１９歳です。コンピューター技師になりたいといって、コンピューター
の専門学校に現在は通学しています。部屋には、彼のコンピューターもありました。2000
年の8月に義足を自分で修理できるようにという事で来日しました。11月の時点での彼の
話によると、日本のパソコンメーカーから、日本にパソコン留学の話しがあるそうです。
ドイツの団体からの援助で運営されている部屋には、水頭症、口蓋裂、四肢欠損症の子ど
もたちが居ました。最初見たときは、あまりにもその障害が凄いので涙がでそうになりま
したが、その子らが「遊ぼう」と明るく言って飛びついてきたので救われた思いがしまし
た。数多くの障害児が生まれる原因の一つは、ベトナム戦争の時に、アメリカ軍が散布し
た枯れ葉剤の中のダイオキシンの影響ではないかといわれています。ベトナムでは、枯葉
剤の子どもへの影響についての研究は、「産婦人科のフィン・カク・キエム医師によると、
１９７９年から始まったと言う。その年に１８９７人の婦人を対象に調査をしたが、その
うち７人から奇形児が生まれている。それは目で確かめた数で、新生児の細胞などを器械
で調べたら、異常のある新生児はもっと多かっただろう。自然流産が４７０名いた。出産
した人との比較では２６％。この流産も枯れ葉剤の影響が考えられる。枯れ葉剤の影響と
考えられる新生児の症状には、次のようなものがある。①出産直後に死亡 ②両腕が無い
③４本の指 ⑤体が腫れている ⑥頭が大きい⑦両目の眼球が無い ⑧臀部にこぶがあ
る ⑨口蓋裂 ⑩三つ口 ⑪腕の先が無い ⑫小児マヒ 」(ベトナム 南北縦断２３０
０キロ 石川文洋著 NHK 出版 １９９６年出版より)。２０００年の今年中に、ベトナ
ム政府はこれまでの調査の結果を発表すると言っています。２０００年５月７日の新聞報
道の「南ベトナム解放から２５年」の記事によると。「ベトナム赤十字のレ・カオ・ダイ
総裁によると，北部のある県で旧兵士の血液検査をしたところ、五年以上、南部にいた兵
士のダイオキシンの量は、南部に行っていない兵士の五倍にのぼりました。ダイ総裁は語
ります。『枯れ葉剤による被害者は，南部で解放戦争に従事した人たちだけではありませ
ん。南部の住民すべてが影響を受けています。これまでの調査で明らかになった枯れ葉剤
の影響と見られる障害児は、十万から十五万人にのぼりますが、まだ孫やその次の世代へ
の影響もあり、その被害ははかり知れません。』ファン・バン・カイ首相は、三月十三日、
ベトナムを訪問中のコーエン米国防長官との会見で『戦争中に米軍機が散布したオレンジ
剤(枯れ葉剤)によって数百万人が影響を受けた』と語りました。ベトナムの指導者が米政
府高官との会見で、枯れ葉剤に言及したのは初めて。ベトナム政府は，今年から枯れ葉剤
被害者への補償制度を発足させています。枯れ葉剤被害者救済はいま始まったばかりです。
クアンナム省タムキで鈴木勝比古記者」
日本でも最近問題になっている、ごみ焼却場からのダイオキシンの排出問題は、もっと
真剣に対処しないと同じような問題が起こる可能性があるのではないかと心配になりまし
た。大阪の能勢町のごみ焼却場の解体工事に参加した労働者の人で、最高値ではベトナム
の人から検出された値の３０倍という今迄検出された事のないものすごいダイオキシン汚
染が発表された。発癌性や遺伝子異常を引き起こす事も有り、同じような問題の有るごみ
焼却場は日本では他にも有ります。日本での取り組みはもっときちんとやらないと大変な
事になります。有名な写真家で、べトナムの枯葉剤の被害の様子を撮り続けている中村悟
郎氏は、ハノイとホーチミン市で初めての写真展を開きます。「人体と自然へのつめ痕は
深いが、30年の歳月で散布地のダイオキシンはほとんど洗い流された。廃棄物の大量焼却
を続けている日本の方がずっと深刻」と新聞のインタビューに答えています。
又、この10月には、大石芳野さんが写真集の｢ベトナム 凛と｣講談社・9000円を刊行し
ました。戦後の復興の様子、戦争の後遺症を収めた内容です。少し高いですが、一読の価
値があります。
ベトナムのこれらの子どもたちの治療や教育について、私たちはもっと協力していくべき
だと心から思いました。ドクは上手に自転車にも乗ります。ドクが美味しくて安い食堂に
連れて行ってくれたので、ベトナムのうどん「フオー」を食べました。１杯が５０円ほど
でしたが、大変美味しかったです。
それでは、ここでベトナムの食べ物について少し話をします。
ベトナムは、米が主食です。二期作ところによると３期作で沢山収穫できますので、輸出
も世界第二位だそうです。うどんもお米の粉から作ります。種類もいろいろあり、食べ方
も工夫されています。
味付けも結構日本人には合っていて、どれも美味しくて5月は15日間、11月は14日間滞
在しましたが食べられないものはありませんでした。魚介類の料理も沢山あり、えび、か
になど安くて美味しかったです。料理の特徴は、巻いて食べる物が多いことです。米の粉
を薄くしたライスペーパーに巻いたり、野菜の葉で巻いて食べるのが多く、バランスの良
い食生活です。私の日常の食生活より、ずっと良い食生活でした。ことによると、日本人
よりも心豊かな、そしてバランスの良い食生活をしているのではないかと思いました。
ベトナムのスタッフには、土曜日の休日に二回旅行に招待されていましたし、食事にも１
度招待されていましたので、帰国の日に、お世話になったベトナムの人を招いて食事会を
しました。総勢１１人でレストランで、カニやえび、生牡蠣、生春巻き、揚げ春巻きなど
の料理を食べたり、果物やジュース、ビールで宴会をしました。現地生産のビールも結構
美味しかったですが、生ビールや氷などの生水は飲まないほうが無難でしょう。私は３日
間ほどお腹をこわしましたので、胃腸薬は必需品です。１１人全員がおなか一杯食べても、
日本円にすると、１万５千円(１３６ドル)ほどでした。物価は本当に安いです。
街には、日本食の店もあります。日本の食材を売っているお店や、スーパーもあります。
私の宿泊したホテル・ソヒイテル・プラザ・サイゴンは、フランス系でしたので、フラン
ス人やヨーロッパの人、そしてアメリカ人も多かったです。ベトナム料理や洋食の他に、
朝食には日本食があり、たくわん、漬物、ご飯、味噌汁、お豆腐、焼き海苔などもありま
した。また、パンが凄く美味しかったです。ベトナムの食べ物は、殆ど何でも食べられま
した。味付けもそんなに違和感は無く、お米と野菜が中心ですので、日本人には基本的に
口に合います。魚介類も豊富で、カニや海老も美味しいです。お土産も、漆の塗り物とか、
刺繍の入ったテーブルクロスでもびっくりするほど安いのです。日本人のよく使うホテル
やお店には、日本語の話せるスタッフもいます。バイクタクシーも、日本語で乗らないか
話しかけてきます。ベトナムの人々の服装や生活は、こざっぱりしていて想像していたよ
りずっと良かったです。田舎に行っても、服装はよかったです。街の中では、戦争で傷つ
いたと思われる足の無い人や子どもで物乞いをしている人もいましたが、そんなに多くは
なかったです。社会主義国のためなのかどうかは分りませんが、タイに旅行した時に感じ
た貧富の差はあまり感じられなくて、人々の生活状態は良かったです。町にも農村にも老
人の姿がないので聞きますと、ベトナム戦争で死んだり傷ついたりした人が多いので、少
ないのだといっておられました。こんなところにも戦争の傷跡がありました。
ただ、時々停電するので、扇風機やエアコンが動かなくなることがあるのには参りまし
た。そのために、ホテルや大きなお店には、自家発電の装置がありました。フランス人の
経営する五つ星の一流ホテルでも、朝食つきで一泊８０００円でした。ベトナムはこれか
らの国です。勤勉な人が多く、顔つきは日本人にそっくりで、外国に行っていると言う違
和感はありません。そのため帰りの空港ではベトナムの人が私をベトナム人と間違えて話
しかけてきたぐらいですから。宗教も仏教ですし(キリスト教徒も多いです)、十二支もあ
りますし、お餅や赤飯,それにラッキョウの漬物、豆腐、こんにゃくまであったのにはび
っくりです。長い間の戦争の後なので、まだ、教育などの面では日本と比べると遅れてい
ますし、経済的にも苦しいようです。これまで障害児教育師範大学の設立や講義には、藤
本文朗教授を中心にして、多くの日本人の先生方が無償奉仕で駆けつけて下さっておられ
ます。また現地には、ベトナム側と運営などについてお世話をしてくださっている宇佐見
先生や、服部さんなどがおられます。これらの人の献身的なボランティア活動によってホ
ーチミン市の障害児教育師範大学は運営されています。私も、今回の費用は全部自費で、
ボランティアとしての参加でした。教育や医療や福祉の面では、これからも日本や他の国
からの物的や人的な援助が必要だと思いますので、皆さん方のご協力を御願いいたします。
また機会があれば行って、ベトナムの障害児教育に少しでも力になりたいと思っているこ
の頃です。そのためには、お金を貯める苦労がありますが。ベトナムまでは、関西空港か
ら、１１月からは成田からも、日本航空とベトナムエアーラインズの共同運航で週５便の
直行便が飛んでいます。行きは５時間半、帰りは４時間半で近いです。日本との時差は、
２時間ですのであまり気になりません。JALの飛行機で、行きも帰りも乗客は殆ど日本人
でした。
航空運賃は往復で８万２千円、一流ホテルに泊まっても１５日間でお土産代も
含めて、全部の費用は２７万円でした。一度行って見ませんか。きっとはまると思います
よ。ホーチミン市は、５月から１１月は雨季ですが、ハノイは四季があり日本と同じよう
な柿も有りました。２回目の訪問では、ハノイの市内見物と世界歴史自然遺産に登録され
ているハロン湾に行って来ました。海の桂林と言われるハロン湾まで車で片道４時間です
が、行くだけの価値が有るすばらしいところです。行く途中では、孤児や障害児を自立さ
せるために、政府が作った刺繍工場を見学しました。午前と午後にわかれて学校に行き、
半日はこの手芸工場で技術を学び、自立できるようにしているとのことでした。ここでは、
彼らの作った刺繍の絵やテーブルクロスを買いました。観光地で買うよりずっと安かった
のも魅力でした。１１月は講義が終わった翌日に、退職記念をかねて、日本から兄姉を招
待して行きましたが、５人ともその素晴らしさに感激しました。特に、島に有る鍾乳洞は、
真っ白でそれがいろんな色でライトアップされており、幻想的な美しさを感じさせていま
した。
どこの国でも良いところばかりはありませんで、公務員が尊大だったり、下の意見がな
かなか上に聞いてもらえない、縁故採用がまだ有るなどの欠点もありますが、それを補っ
て余りある魅力がベトナムにはあります。アオザイを着た高校生や女性の素敵な事、活気
が有る事、食べ物が美味しく、野菜を沢山とるのでバランスの良い食生活等、魅力あふれ
る国だと思います。これから伸びて行く国だと思いますし、えびを始め魚介類や石油など
を日本に輸出して、大変結びつきも有る近い国です。
一度是非、訪れてみてください。 ベトナムに行くには、ビザが必要になります。自分
で手続きをするのは大変なようですので、ベトナム専門の旅行会社に頼むと全部してくれ
ます。７０００円が必要です。それと、入國に際しての書類が１１月から簡単になりまし
たが、急に変わったので入国時に慌てました。まだ、ガイドブックは変更されていません
ので、注意が必要です。 ２０００年１１月２３日
きずな